「ATELIER NUK @IWATE」

岩手での活動拠点。

この場所には、自分の祖父を中心に、家族総出で海産物の加工をしたり、煎餅屋をしたり、
様々に用途を変えながら、大切に使われてきた、小さな建物が建っていた。

思い出の詰まったその建物も、東日本大震災の被害を受け解体された。

建物の価値は、大きさや目に見える豪華さではなく、

使われる時間の中で共有される思い出の多さが、
それぞれの価値へと繋がっているのだと思う。

この思い入れのある場所を、次の時代に引き継げるような建築を目指した。


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