都市の巣箱ができるまで vol.10
坂道の多い街にぽつんと見える小さなお家。
土地を見た時に、たくさんの木々の中で鳥がひとつひとつ木を集めておうちを作る姿を思い浮かべ、この小さなお家を「都市の巣箱」と名付けました。
ブーゲンビリアの咲き誇る時期に完成し、暮らしという息が吹き込まれていきます。
今回、このお家の全体写真を田村ハーコさんにお願いしました。
家族写真などポートレートを中心に活躍されている写真家さんです。
以前に「百年の食卓」という小冊子でハーコさんの写真を拝見し、胸の奥に燈が灯るような暖かさを感じました。そのことがとても心に残っていたのです。
建築の写真は初めてだというハーコさんから、家の写真だけでなく、施主さんが引っ越してからの一年を追いかけて「都市の巣箱の暮らし」を撮るのはどうだろうという提案をいただきました。
施主さん家族のご協力をいただき、都市の巣箱に息が吹き込まれていく姿を見ることができてとても嬉しいです。
ハーコさんの写真も、今後少しずつ載せていきたいと思っています。どうぞお楽しみに!